意外と知らない不動産にまつわる豆知識④

2025年06月10日

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不動産業界にはあまり知られていない雑学や豆知識がたくさんあります。

 

不動産に関する知識がないことによって思い違いや勘違いをしてしまい、物件が見つからなかったり、損をすることもあったりします。

 

そこで定期的に,知っておくと得する意外と知らない不動産にまつわる豆知識をシリーズでご紹介しています。

 

今回は、賃貸物件の「保証会社」についてのお話です。

 

 

賃貸保証会社(家賃保証会社)とは?

 

賃貸保証会社とは、入居者が家賃を滞納した際に、入居者に代わって家賃を立て替える会社です。

入居者の支払いを保証し、大家さんや管理会社に対して家賃の滞納リスクを軽減する役割があります。

一昔前は入居者が家賃を滞納した場合、代わりに「連帯保証人」が支払い義務を負うのが一般的でした。

ところが、最近は入居者側が連帯保証人を立てることがなかなか難しい現状も多々あります。

そこで、お金を支払うことで連帯保証人の代わりをしてくれる、保証会社を利用するケースが増えてきました。

もし家賃を滞納すると、保証会社が一時的に立て替えますが、最終的には入居者がその金額を保証会社に返済するシステムです。

また、物件の申込時に保証会社が入居者に対して審査を行い、契約の可否が決定される場合もあります。

 

賃貸保証会社のメリット

 

●大家さん●

大家さんにとって家賃保証会社を利用する最大のメリットは、家賃滞納の不安がなくなることです。

自身で請求や督促、回収を行うのは手間がかかり、負担も大きいです。

家賃保証会社を利用することで、それらの手間がかかる作業ををすべて任せることができます。

 

●入居者●

賃貸保証会社を利用することで、連帯保証人をなかなか立てられない人や、収入が安定していない人でも部屋が借りやすくなります。

部屋を借りる際には、基本的に連帯保証人もしくは保証会社が必要です。

しかし、滞納時に家賃を肩代わりする義務が発生する連帯保証人を引き受けてくれる人を探すのは難しいものです。

賃貸保証会社を利用するメリットは、保証料を支払えば、連帯保証人の代わりになってもらえることです。

 

 

最後に

 

賃貸保証会社は、入居者と大家さんの両方にとってメリットのあるサービスです。

連帯保証人を探す手間を省き入居をスムーズに進められ、家賃滞納のリスクを軽減できます。

しかし、保証料を支払う必要があり、滞納した場合は最終的に入居者が支払う義務があるため注意が必要です。

また、各賃貸保証会社によって保証の内容が異なりますので、内容を理解して利用することが大切です。

 

 

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